階層モデルを用いた木材乾燥における内部割れ評価の試み(第1報)
内部割れ総長さの要因評価(木材学会誌 Vol. 64)
用途:
・ゼロが多く観測されるデータでのモデリングに参考となった。(類似リンク)https://mstour.hatenablog.com/entry/2021/09/04/144905
・スピアマンの順位相関係数の使い方の参考になった。
・ドメイン知識のの見地から、「こうあるはずなのにデータのバラつきが大きいためにそれが従来の統計解析では拾えない」という場合、そのバラつきを適切に扱うモデルを使うことで、ドメイン知識に沿った解析が可能になるという事例。
所感:
・説明因子の選定方法が気になった。ドメイン知識のある人なら暗黙でわかるかもしれないが、個人的には回帰分析をする際の説明因子は、その現象(今回でいえば割れ)が発生するメカをロジックツリーでひも解いて、そのツリーの中から因子を選ぶのが過不足ないやり方かと思っている。
メカが分かりづらいときは機械学習的に因子選択をモデルにやらせるのも一手。